【イクトコエッセイ】深夜の絶叫パーティ。夜のおしゃべり困っています!!

深夜に大声でおしゃべりをしながら暴れる赤ちゃんのイラスト。

2018年、里帰りをせず夫婦二人で出産。周りに頼れる人もなく、初めての育児に驚いたり戸惑ったり、ときにはイライラしたり落ち込んでしまったり。元気すぎる赤ちゃん、トコちゃんに翻弄されるだっこママとテムさんパパの笑ったり笑ったりの育児記録です。

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理想と違った!赤ちゃんの「おしゃべり」

「そろそろおしゃべりが始まるころ?かわいいわよねえ〜。」
トコちゃん3ヶ月。こんな声をかけられることが増えて来ました。

確かに書いてありました。あらかじめ読んでいた育児書にも、3ヶ月過ぎごろからかわいらしい喃語が始まる赤ちゃんが多いと。
でもって私が想像していたそれって、あの国民的アニメの赤ちゃんキャラのような「ハーイハーイ!」「あら?おもちゃがほしいの?」とか、「ちゃーん」「よしよし、抱っこね」とかとか・・・。

実際想像もしていませんでした。

深夜四時に

「バアバアバアバアバアアアアア!!!!!」

「ロダン!!ロダン!!」

「グアテマラ!!!!グアテマラ!!!!! 」

「フゥゥゥ!!!」

といったシャウトが毎晩1時間おきに何度も繰り返され、なだめては寝かしつけを繰り返すうちに朝に。隣近所を気にしながら夫婦交代で5時には完全起床する毎日なんて。

そう、我が家のトコちゃんは超絶叫系。

3ヶ月頃から、自らの親指を喉の奥までチュピチュピと吸い込み、次第にエキサイトすると白目を剥いて「フウウウッ!!!!」とシャウト。通称”シャブ中”がはじまり、それを皮切りに様々なバリエーションの絶叫を習得。

6ヶ月現在。一旦絶叫スイッチが入ってしまったらすぐさま気をそらさないとますます大変なことになってしまいます。

深夜の“絶叫お喋りパーティ”を止められず、苦情に発展。

特に、毎朝四時ごろから自分の絶叫に合わせて手足をめちゃくちゃに動かす通称”パーティ”は愛猫パッタイもドン引きし、寝室を出て行く独壇場。

脳幹が激震する超音波高音シャウト

「フウウウウッッッ!!!」

を皮切りに、かの【考える人】の作者

「ロダン!!!」

コール。

中央アメリカに位置する古代マヤ文明が栄えた国の連呼

「グアテマラ!!!グァテマラ!!!」

などが小一時間エンドレスに繰り返されます。

本当はすぐさまだっこして、おもちゃやテレビで気をそらさないといけないのですが、時間も時間なので私もテムさんも寝起きで初動が遅れがち。ますますボリュームは大きく、声質は高く叫び始め、抱きしめても子守唄を歌っても止まらなくなります。

辛いのは声だけでなく、とりあえずできる動き全部同時にやってます!的な手足のバタバタ。

だっこして止めようとすると、6ヶ月の赤ちゃんとは思えぬどっしりと重い脚力で鳩尾キック。カミソリのような薄く尖った爪で鼻を持っていかれることもしばしばです。

近所迷惑も大いなる懸念でありながら、つらいのが大人の睡眠不足。激務のテムさんの睡眠不足もついに深刻な状態になってしまいました。なんと連日の夜喋り対応で遅刻を繰り返し、上司からおよび立てされたのです。

これはいかん、と夜中に目覚める根本の原因をネットで探すも、出てくるのは「夜泣き対策」ばかり。トコちゃんのような“夜喋り”の例は意外と見つりません・・・。

それでも寝かしつけ時間を変えたり、日中なるべく相手をして疲れさせたりと、それらしい夜泣き対策を真似てみますがなかなか頑固なトコちゃんの体内時計。

「相手をするから遊ぶのであって、喋り出しても泣いても相手にしなければおさまる」という血も涙も無い意見も見かけましたが、

試してすぐに「騒音苦情」の手紙がポストに。。。

賃貸で根比べは、やっぱり難しいんです・・・。

昨夜も「フウウウウッ!!!」というパーティの合図で目覚めることきっかり午前四時。さらには日中新たに習得した発声「ま〜んまんまんまんまんまん!!!!」を小1時間エンドレスに叫び続けました。

さすがに深夜にご近所中に響く“ま〜んま〜ん”は・・・

もう手は尽くしているし、やめさせられたらそうしたいけど

ま〜んまんまんまん!!!まんまんまん!!!おまんおまん!!!

しーーーっ、おまんはだめっ

こんなやり取りをしながら、なんとかあやしたりおっぱいをあげてトコちゃんをなだめ、電池切れを待って再び就寝。今朝もぐったりの二人です。

寝室を分ける?それとも・・・?だっこ家がとった苦し紛れの対策は?

とにかくこのままでは共倒れになってしまう!とテムさんから提案されたのが「別室睡眠」。

実はテムさん、会社で同僚にトコちゃんの”夜喋り”について、子育ての先輩たちに相談。すると、ほとんどの男性社員が「生後1、2歳までは赤ちゃんはママに任せ、別室で寝ていた」と言うのだそう。

だけど、それじゃあママは赤ちゃんにベタ付きなのでしょうか・・・。いや、共倒れしたくないとは言いました。言いましたけど、いくら家にいるとはいえ、自分だけが永久に寝不足、っていうのもなんだかもやもやするものです。

私のリアクションを見て、いったん別室睡眠を押し込めたテムさん。なんとか公平な案はないものかと試行錯誤した結果、現在は大人が2日交代のペースで早朝のトコちゃんにベタ付き対応しています。

早朝の「グァテマラ!」「マンマンマン!」が始まると、どちらかが速やかに起き上がり、トコちゃんを抱えてリビングに連行。先に起きて相手をしたり、バウンサーに乗せてテレビを見せたりしておしゃべりから気をそらしています。

おかげで、後から起きた人はきちんと睡眠を取れて頭シャッキリ。それが2日続くと、今度は睡眠負債が溜まった相方に変わって、ゆっくり眠っていた方が不思議と早朝にトコちゃんの相手ができるようになるんです。

ただ、やはりトコちゃんが静かにテレビを見ている間くらいは横になりたいなあ〜。テムさんに言うと、「俺もそう思った・・・」と。

しかし、我が家のリビング(10畳)は、仕事場や食事スペースを兼ねての10畳なので、大きなソファーを置く余裕ナシ!夫婦で協議の結果、キャンプ用のコットで代用することに。

これなら折りたたみができて使わないときはコンパクトに片付けられ、軽いので掃除の時も持ち上げて壁に立てかけられる!なんていい考えなんでしょう!

こうして我が家では、しばらくは大人が交代で夜喋りがどうにも治らないトコちゃんのペースに付き合うことに。

悩み続けるよりも、開き直って赤ちゃんに合わせた方が楽!

そういえば、新生児の頃からずっと、赤ちゃんの生活ペースに対するネコトコファミリー流の乗り切り方は、「諦める!」でした。

トコちゃんが寝なかったり、泣き止まなかったりする時、「どうにかしなきゃ」と必死になればなるほど、苛立ちが赤ちゃんに伝わり悪循環に陥ってしまう私。そんなときテムさんはいつも「家事は俺がフォローするから、とことんトコちゃんに付き合うといいよ」と言ってくれたんですよね。

おかげで今のところは、健全な心でトコちゃんのお世話をすることができています。

もしも、赤ちゃんの生活リズムが整わないことで落ち込んだりイライラしているママがいたら、一度「もういいや!」と思って家事ややらなきゃいけないことを手放してみること。その上で、夜更かしや細切れの睡眠など、赤ちゃんのペースにとことん付き合って生活してみることはおすすめです。

正直いうと、最初のうちはやらなきゃいけないことが気がかりだったり、うまく体が順応できず辛いこともあります。ですが慣れてくると、赤ちゃんの方もママが自分の要求にすぐに対応してくれるようになったと気付き、比較的ご機嫌になってくれます。

うまくいけばだんだんと、状況を楽しめる余裕も出てくるかもしれません。

そんなこんなで、私は今、週の半分は早朝四時に起きてリビングへ。付けっ放しのテレビを聴きながらコットで仮眠。という生活を送っています。

もちろん、トコちゃんは永遠にテレビを見ているわけではないので、バウンサーでしゃべり出したら、本格的に叫び出す前に飛び起きて相手をしなければなりません。

トコちゃんの喃語のバリエーションは日々増えており、「マンマンマン!」以降は、「ディンダンドン!」「バババンバア!」などのリズミカルな発音が増えてきました。

大変だけど、赤ちゃんの成長や変化は一瞬なんだなあとつくづく感じる毎日。寝不足で苦しい思い出も、「大変だったね」とテムさんと笑える日が来る日を夢見て、今日もトコちゃんのおしゃべりにお付き合いする午前4時です。

この記事を書いた人
だっこ

趣味は料理。調味料。クラフトビール。特技は整理整頓。
食生活アドバイザー・フードアナリスト・食農検定2級取得など、
食に関する勉強が好き。夫テムさんの助けを借り、ブロガーに挑戦。
Twitterでもつぶやいてます。

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