突然の高熱でダウン。育児はどうしよう!
こんにちは。だっこです。
先日、突然謎の高熱を発症してブログをお休みしました。
その日は12時ごろ布団に入り、暑さで眠れずにそわそわ。深夜2時を過ぎたあたりで体がカーッと熱を発し始めたことに気づきました。一度気づくと熱はガンガン上がっていき、あまりの苦しさに口呼吸を繰り返していたためか、手足や舌が痺れる過呼吸状態に陥っていました。
隣には夫・テムさんが静かに眠っていましたが、次の日が平日ということもあり、起こして助けを求めるのもためらわれました。そうこうしているうちに空が明けてきて、四時ごろにいつものように愛猫・パッタイが私たちを起こしに枕元にやってきました。
その鳴き声で目を覚ましたテムさん、白目で息絶え絶えの私に気づいて大慌て。熱があるとわかると、急いでコップにお水を汲んで体温計を探してきてくれました。
舌がもつれて何を言っているかわからないし、ものすごい汗かいてるし、脳卒中にでもなったかと思った。
前夜もごく普通だったし、いきなり熱が出るなんて思わないからびっくりしたよね。
今回ばかりはパッタイが起こしてくれて助かった。
テムさんが持ってきてくれたお水でやっと落ち着いた私が、いの一番に口にした言葉は、
「トコちゃんどうしよう・・・」
実は、熱で喋れない間も「今下がらなかったらトコちゃんどうしよう・・・」「当日じゃシッター見つからないし」そればかりを考えていたのです。
妻が風邪で倒れた時、デキる夫は何をする?
- 職場に速やかに連絡。リモート出勤にする。
- 午前の離乳食を食べさせる。
- 妻がゆっくり休めるように、別室で赤ちゃんの相手をしながら仕事。
- 赤ちゃんのお散歩。夕食のおかゆやスポーツ飲料などを買ってくる。
- レトルトのおかゆをあたためて妻に食べさせる。
- パソコンでリモート会議。
- 空いている近所の内科を探し電話。
- タクシーを手配。
- 妻を起こしタクシーに載せ病院に送る。
- 妻から診察終了の知らせを受け、帰りのタクシーを手配する。
- 夕食のおかゆを温めて出す。
- 夕方の離乳食を食べさせる。
- 赤ちゃんをお風呂に入れてお風呂上がりのケア。
- 妻を寝かせて猫の相手。
- やり残した仕事。
これは、私が倒れた1日で夫・テムさんが1人でやったことです。
なんと、テムさんは朝になったらすぐに会社に連絡を入れ、リモート出社を申請。一番心配していた育児の穴を、仕事と両立して埋めてくれたのです。
妻が風邪で倒れたら「俺の飯は?」と言い放つ夫が存在すると聞くけど、テムさんほどデキる夫もまた極端な話だよね。
あんまり自慢しないでね・・・。
でもとりあえず、リモート出社ができない環境でもだっちゃんがあの状態なら有給や半休をとっていたと思うよ。
実際、今回のテムさんの行動には、「妻が病気で倒れたら夫にしてほしいこと」がたくさんクリアされていました。
そんなテムさんの行動で、私が特に助かったことをあげてみましょう。
別室で子供の相手をしてくれた
リモート勤務で娘・トコちゃんの相手を丸一日引き受けてくれたテムさん。スピードハイハイで気になるものを片っ端から口に入れに行き、取り上げると泣き暴れるトコちゃん、今や片時も目が離せません。
別室で相手をしてくれたことで、熱でしんどかった私は大助かり。さらに、免疫力の弱い赤ちゃんに熱の原因を移してしまう心配も軽減しました。
熱があっても食べられる物を用意してくれた。
料理が全くできないテムさんですが、熱がある私が食べられるものを考えて買い物をしてきてくれました。
その内容は、スポーツドリンク、おかゆ、ゼリー飲料。特に熱で汗びっしょりになった体に、横になったまま飲める冷たいゼリー飲料は染み渡りました。レトルトのおかゆは、鍋で温めて器に移すところまでやってくれて、私は食べて薬を飲むだけ、という楽チンざんまいでした。
自分のことを自分でやってくれた。
もともと、料理以外は家事が得意なテムさん。普段も私より早く目覚めた日は掃除や洗濯を済ませ、私が育児に専念できる環境を作ってから出勤するという神旦那ぶり。その日も掃除、洗濯はもちろん、自分の食事も私の作り置きを食べて間に合わせ、さらに次の日のお弁当も作り置きから自分で詰めて持って行ったそうです。
「そんなの普通じゃん」と思う人もいるでしょうけど、食べるものがあっても自分で食事の用意ができない男の人って結構いませんか?
仕事をしながら『自分のことを自分でやれる』。これってかなりありがたいことです。
病院とタクシーの手配をしてくれた。
これ、ほんと結婚してよかったー!と思いました。
具合が悪くて一歩も動けない時に、近くの病院をネットで調べて比較検討して、休診が多い水曜に診察しているのか電話で確かめて、タクシーを手配する。それだけで症状が悪化しそうじゃないですか?
それらを完璧な手際で手配してくれた上、家にいるテムさんにラインで診察終了を伝えると、すぐさま帰りのタクシーも調剤薬局に手配してくれました。
調剤薬局の長椅子でぶっ倒れていた時、「こんなの1人だったら」と考えてとゾッとしました・・・。
育児のピンチヒッターは、普段からの積み重ね。
今回、テムさんはおそらく初めてトコちゃんとほぼ2人きりの1日を過ごしました。が、ふだん母乳のトコちゃんはおっぱいを求めて泣くこともなく、機嫌よくミルクを飲み、離乳食を食べ、お風呂に入りました。さらに、テムさんは遊び相手も上手で、別室からは一日中トコちゃんがキャッキャッと笑う楽しそうな声が響いていました。
これは、たまたまというわけではなく、普段からテムさんがトコちゃんの相手をしたり、休みの日のお風呂係を買って出てくれた積み重ねだったと私は思います。
テムさんは部でたった1人のデザイナーのため激務。普段は帰宅は深夜でトコちゃんは寝てしまっているため、顔を合わせて相手ができるのは朝の数十分です。それでもテムさん、その数十分や休日に、毎日たっぷり遊び相手をしてくれていました。
今ではトコちゃんは朝、目を開けてテムさんの顔を見つけると、「にこお〜〜っ」と嬉しそうに笑うほどテムさんが大好き。
もしもこれを読んでいるパパで、「妻が病気の時に育児を代わりたい気持ちはあるものの自分だけでは不安」「赤ちゃんの扱いがわからない」という方は、毎日数分でも赤ちゃんと自分だけの時間を作ってみてください。
きっと、ママとは違うアプローチで赤ちゃんを楽しませたり安心させたりすることで、パパと赤ちゃんとの絆の土台ができるはずです。
そうなれば、ママが倒れた時にパパ1人で赤ちゃんを見ることになっても自信を持ってピンチヒッターになれますよ!
だけど、どうしてもママ以外は受け付けないという神経質な赤ちゃんもいるんじゃない?
う〜ん、たしかにトコちゃんは物怖じしない性格というのもあるけど、もしすごく繊細で「ママじゃなきゃダメ」というタイプの赤ちゃんでも、パパには頑張って欲しいな。
というか、そういうタイプの子こそ、ママがお疲れの時や病気の時に安心して任せられるパパであって欲しいんじゃないかな?
「やっぱりママじゃなきゃダメ」。パパから出るこの言葉は色々と努力した末のものであって欲しいというのがママたちの本音だと思うよ。
協力してこそ夫婦。でも感謝も忘れずに!
テムさんの献身的なフォローの甲斐あって、二日目にはだいぶ症状が落ち着いた私(それでも半休を取ってくれました)。
夫婦であるからには、どちらかがピンチの時には助け合おう!と誓ったものの、仕事と同時に看病、家事、育児、猫の世話。こんなに頑張ってくれるのは当たり前ではないよなあ。と感謝しきりの二日間でした。
同時にテムさんも、毎日トコちゃんを相手にしている私の大変さをとても感じた二日間だったそう。
イレギュラーな時こそ、お互いに協力と感謝を忘れない気持ちが大事ですよね。
ママもパパも、赤ちゃんと一緒に成長している!
今回新しく知ったのは、娘・トコちゃんがパパと2人でもちゃんとミルクを飲めて、ご飯を食べたり遊んだり、元気に過ごせるということ。さらに、テムさんの積み重ねてきた娘との時間がきちんと実を結んでいたということです。
生まれたばかりの時は、赤ちゃんとどう接してしていいかわからなかったテムさん。しっかりパパになっているんだなあ。としみじみ。さらに、前なら心配で1人でトコちゃんを任せられなかった私も、ちゃんとトコちゃんとテムさんを信用することができるようになっていました。
最後に、ここまで読んでもまだ「ママが倒れたら育児を代われるのか不安」というパパと、「任せるのが不安」というママに向けて、私とテムさんからメッセージです!
ごはんにお風呂に寝かしつけ。テムさんも最初はうまくできなかったけど、やり方やコツを教えながら何度も任せることで今があります。やる気のあるパパなら、ママは気長に見守ってみてくださいね。
パパが努力する様子を見せてくれれば、いつかうまく行きますよ!
奥さんが病気で倒れた時 、最初はパニックになると思うけど、普段から奥さんがしていることをよく見ていれば大丈夫!
あとは「俺はパパだ!」とどしんと構えて赤ちゃんの相手をしてください!
ママが病気で倒れたり疲れてしまった時、育児をどーんと任せられる頼れるパパを、夫婦ふたりで目指してくださいね(^^)
それでは!
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