【2019年】東京都現代美術館がリニューアル!授乳室やレストランの離乳食無料サービスをレビュー。

東京都現代美術館の外観。
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東京都現代美術館が、家族連れに優しいリニューアルオープン。

今日から三連休!いかがお過ごしですか?私、だっこは三連休初日、今年の3月にリニューアルオープンした東京都現代美術館に家族でお出かけしました。

今回のリニューアルでは、エレベーターや多目的トイレの増設などのバリアフリー化。子育て支援に力を入れているそうで、アート好きの我が家も、赤ちゃん連れでのお出かけのしやすさが気になります!

今回、夫婦のお目当は国内外のアート本がアーティスト直々に出店販売される「TOKYO ART BOOK FAIR 2019」!レアなアート本を探しつつ、ベビーカーでリニューアル後の施設をチェックして来ました!

東京都現代美術館で開催されていた「TOKYO ART BOOK FAIR 2019」。

ベビーカーで回遊できる広々スロープや休憩スペース。

東京都現代美術館の地下に続くスロープ。

来館してみて、まず嬉しかったのが、1Fの正面入り口直通のスロープと、地下1階まで繋がるスロープ。正面入り口だけでなく、図書館やレストランがある地下に直通できるのは気が利いています。

東京都現代美術館の地下に続くスロープ。

まずは「TOKYO ART BOOK FAIR」から回遊したかった私たちは、正面入り口直通のスロープへ。

雨の降る中多くのアート本ファンが集まっていた今回のフェア。流石に人が多すぎて、ベビーカーでの回遊はかなり難しかったものの、1階の中央、ミュージアムショップを突き抜けた先の休憩スペースは広々。

東京都現代美術館のミュージアムショップ画像。
 引用:https://www.mot-art-museum.jp/guide/shop/

ベビーカーをつけ、ベンチで休む人の姿も多く見られました。

親子で過ごせるテラスや「こどもとしょしつ」を併設。

休憩スペースの窓ガラスの向こうには、ゆったりしたベンチやパラソルが並ぶテラスが。天気のいい日には親子でお散歩したり、カフェ&ラウンジ「二階のサンドイッチ」で買ったサンドイッチを食べたり。居るだけで素敵な時間が過ごせそうな小空間です。

東京都現代美術館のテラス。

さらに、リニューアルで新設された地下一階の「美術図書館」には、子供向けの現代美術に関する本が観覧できる「こどもとしょしつ」が併設されています。

東京都現代美術館の地下にある「美術図書館」
引用:https://www.mot-art-museum.jp/library/child/

残念ながら当日は休室日でしたが、普段は「美術図書室」がオープンして居る下記の時間帯に大人同伴の子供のみ入室できるようです。

・こどもとしょしつの利用時間
10:00-18:00
※休室日は美術図書室と同じです。

引用:https://www.mot-art-museum.jp/library/child/

・美術図書館の休室日
美術館休館日(月曜日、ただし祝日の場合は翌平日)、展示替期間、年末年始 年末年始休館・特別整理期間などは美術館の休館日に準じます。

引用:https://www.mot-art-museum.jp/library/

授乳室、オムツ替えシートが各階に充実。

赤ちゃん連れのお出かけでマストなのが、出先の授乳室やオムツ替えシートの場所・数のチェック。

リニューアルされた現代美術館には、授乳室が合計三箇所授乳室内のオムツ替えシートも最低一台設置されていました。さらに、地下1階の授乳室は、育児をするパパにも嬉しい男性入室可・給湯器付き

一室しかない授乳室に行列ができ、赤ちゃんを我慢させながら待つことが少なくなりますね。

東京都現代美術館の授乳室。
1階の授乳室は二部屋。片方にはオムツ替えシートが一台。もう片方には三台設置されていました。こちらは一台の部屋。

●1階

授乳室①にはオムツ替えシートが一台設置。

授乳室②にはオムツ替えシートが二台設置。

●2階

授乳室一部屋。給湯器・オムツ替えシートが各一台設置。男性入室可。

ちなみに、授乳室以外にも、一階と地下一階には多目的トイレが設置されています!

東京都現代美術館の施設案内板。

レストラン「100本のスプーン」って?子連れで行きたかった理由。

今回、絶対にトコちゃんを連れて来たかったのが地下一階に新設されたレストラン、「100本のスプーン」!

こちらのレストランでは、シェフが作ったおしゃれな食事を、乳児や小さい子供連れでも気兼ねなく楽しめるサービスがたくさん用意されているんです。

東京都現代美術館のレストラン、「100本のスプーン」の外看板。

「100本のスプーン」を一言で言うと・・・?

・コドモからオトナまで、家族で楽しめるアートなレストラン。

・お子様は、大人料理のハーフサイズが注文できる。

・赤ちゃん連れに嬉しい、「離乳食の無料サービス」。

コドモからオトナまで、家族で楽しめるアートなレストラン。

こちらのコンセプトは、コドモからオトナまで、新たなアートの楽しみ溢れるレストラン。

料理を待っている間に塗り絵を楽しめるメニューや、自分たちの座った席がアートの一部になる仕掛けなど、美術館ならではのアートな仕掛けで家族連れを飽きさせない工夫がされています。

東京都現代美術館のレストラン、「100本のスプーン」のイメージ画像。
引用:https://100spoons.com/mot/

お子様は、大人料理のハーフサイズが注文できる。

小さな子供は、大人と同じものを食べたがるもの。という発想の元、「お子様メニュー」ではなく、「大人メニューのハーフサイズ」が用意されているのがこのレストランの最大の特徴。

パパやママのお皿と同じ、シェフが作ったおしゃれな料理が食べられるから、「ちょっと背伸びしたい子供ゴコロ」をバッチリ満たしてくれるんですね!

東京都現代美術館のレストラン、「100本のスプーン」のイメージ画像。
引用:https://100spoons.com/mot/

赤ちゃん連れに嬉しい、「離乳食の無料サービス」。

「100本のスプーン」では、シェフが毎朝丁寧にとった出汁と季節の野菜を使った離乳食を、月齢に合わせて無料提供しています。

離乳食がはじまった赤ちゃんがいるとお出かけの時間も制限されがち。こうしたサービスがあれば、離乳食の時間に合わせて慌てて帰宅することもなく、家族でゆっくり外食ができます。

東京都現代美術館のレストラン、「100本のスプーン」のイメージ画像。
引用:https://100spoons.com/recipe/

これが赤ちゃんにとって初めての外食かもしれない。そう考えると、離乳食だからと言って気は抜けません。喜んでくれる小さなお客様のことを考えながら、旬の素材を使ったり、旨みの重ね方を丁寧に設計したりと。「100本のスプーン」では離乳食をひとつの料理として提供しています。

引用:https://100spoons.com/recipe/

ひとつの料理として丁寧に設計された離乳食、なんて、ぜひ赤ちゃんに食べさせてみたくなりますよね!

「100本のスプーン」で、“シェフの味デビュー”してきた感想。

ここからは、実際に我が家が「100本のスプーン」を利用した感想をご紹介したいと思います!

待合スペースでもしっかり「おもてなし」の心を感じる。

地下一階の「美術図書室」の向かい側にある、ナチュラルな木の扉が「100本のスプーン」の入り口です。

ベビーカーを置ける広々としたエントランスを抜けた奥には、やはりベビーカーでそのまま待てるような広々とした待合いスペースが。

東京都現代美術館のレストラン「100本のスプーン」。

席を待っている間はメニューのイラストで塗り絵が楽しめるなど、子供が飽きないように工夫がされていました。

東京都現代美術館のレストラン「100本のスプーン」のメニューは塗り絵になっている。

広々テーブルとソファー席が赤ちゃん連れに嬉しい。

我が家はベビーカーのまま待合スペースに。すると、案内されたのは広々とした角のテーブル席。

「ベビーカー、そのままつけてくださいね」とスタッフの方にアナウンスされ、さっそく「気が利いてるな〜」と感じました。

東京都現代美術館のレストラン「100本のスプーン」のテーブル。
座席の一辺はベビーカーと子供用椅子が両方並ぶほど広々。

テーブルは、ファミレスのように小さなスペースで食器がごちゃつくことがなく、赤ちゃんが手を伸ばしても全てのお皿を遠ざけられるほど広々。壁沿いのソファー席も、赤ちゃんが寝そべれるほどゆったりしていました。

荷物が多く、テーブル上を散らかす子連れ層には助かることばかり。この他にも、厚手で大判のおしぼり一つまで、子連れのことをよく考えているなあという印象でした。

明るく気さくなスタッフさんが好印象。

スタッフの方は明るく気さくな方ばかり。離乳食サービスのことを聞くと、丁寧に答えてくださいました。

また、ブログ用の写真を撮影している私を見て、「写真撮られるなら明るい席にご案内すればよかったです」とスタッフの方が声をかけてくださり、恐縮しきりでした。

離乳食に興味津々のトコちゃんにも優しく話しかけてくださり、おしゃれなお店の店員さんが若干苦手な私も「また来たいな」と思える、馴れ馴れし過ぎないけどアットホームな接客でした。

東京都現代美術館のレストラン「100本のスプーン」のキッズスペースは参加型の現代アートが置いてある。
キッズスペースで現代アートにビビるトコちゃん。

食べムラがあるトコちゃんが、離乳食をたくさん食べた!

東京都現代美術館のレストラン「100本のスプーン」の離乳食。

現在8ヶ月のトコちゃんの悩みは、食べムラが目立って来たこと。好きな食べ物でも、気分によっては口を固く閉じて拒否。美味しいかどうかよりも気分に左右されることが多く、困っていました。

シェフが出汁をひいた季節の離乳食。トコちゃんに是非食べさせたいけど、どうだろう。いつもと環境も違うし、気になるものも周りにいっぱいあって食べないかも・・・そう心配していましたが、まったく問題なし!

今回出していただいたのは、中期用の「釜揚げしらすとズッキーニのとろみ餡かけがゆ(5倍がゆ)」というメニューでしたが、いつもの倍以上の量をパクパクと食べ、ほぼ完食!

私のご飯より美味しいのね・・・とちょっと苦笑しつつも、元気に食べてくれたのでよしとしました(笑)

ちなみに7月8月のメニューは、この中期の5倍がゆのほか、初期用の「トマトのマッシュと10倍がゆ」、後期用の「鶏肉とズッキーニのトマトシチュー仕立て(2倍がゆ)」とのこと。もう写真と名前だけで、ぜったい美味しいことが想像できちゃいます・・・。

東京都現代美術館のレストラン「100本のスプーン」の離乳食メニュー。

▽今後提供予定の離乳食メニュー

6・7・8月のメニュー

  • 初期:「トマトのマッシュと10倍がゆ」
  • 中期:「釜揚げしらすとズッキーニのとろみ餡かけがゆ(5倍がゆ)」
  • 後期:「鶏肉とズッキーニのトマトシチュー仕立て(2倍がゆ)」

9・10・11月のメニュー

  • 初期:「さつまいもとりんごのマッシュと10倍がゆ」
  • 中期:「鶏ミンチのパンプキンシチュー(5倍がゆ)」
  • 後期:「秋鮭とじゃがいものポトフ(2倍がゆ)」

12・1・2月のメニュー

  • 初期:「冬にんじんとじゃがいものマッシュと10倍がゆ」
  • 中期:「釜揚げしらすとブロッコリーの餡かけがゆ(5倍がゆ)」
  • 後期:「鶏肉とかぶのトマト煮込み(2倍がゆ)」

大人料理がちゃんと美味しく、ちょうどいい価格。

実際に利用して私がいちばん嬉しかったのは、大人料理がちゃんと美味しかったこと!私とテムさんが注文したのは、「オマール海老のクリームドリア(1280円)」と「鶏もも肉のコンフィと燻製ベーコン グレイビーソース(1480円)」。

東京都現代美術館のレストラン「100本のスプーン」の大人メニュー。

見た目にも洒落たお料理なのですが、しっかり量があり、しっかり美味しい!特に、テムさんが注文した「鶏もも肉のコンフィと燻製ベーコン グレイビーソース」のしっとりほろほろの鶏もも肉は、感動的な美味しさでした。

本格的な味なのに、ずば抜けて高いという価格でもなく、大人二人がメイン料理とデザート、食後のコーヒーまで注文して、トータルは5500円程度。

東京都現代美術館のレストラン「100本のスプーン」の大人メニュー。

お店の雰囲気も良く、実はプロポーズ記念日だっただっこ夫婦のプチ贅沢にぴったりの食事でした(^^)

夏休みのお出かけは、家族でアートに触れに行こう!

リニューアルオープンし、赤ちゃん連れや子連れの家族も気軽にアートに触れに来られるようになった、東京都現代美術館。これからやってくる夏休みのお出かけ候補にもとってもおすすめですよ!

東京都現代美術館の外観。

アート好きの我が家も、ますます遊びに来やすくなって大満足。7月20日から始まる新しい展示、「あそびのじかん」も気になるし、今後はもっと頻繁に遊びに来たくなりました!

今回の記事がみなさんのお出かけの参考になれば幸いです!それでは(^^)

この記事を書いた人
だっこ

趣味は料理。調味料。クラフトビール。特技は整理整頓。
食生活アドバイザー・フードアナリスト・食農検定2級取得など、
食に関する勉強が好き。夫テムさんの助けを借り、ブロガーに挑戦。
Twitterでもつぶやいてます。

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