【親になるのが怖いあなたへ】産後の助産師面談でマークされた私が親バカ母になるまで。

妊娠中の家族写真。
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子供ができたら幸せ?不安になるのは悪いこと?

赤ちゃんは可愛い。我が子を抱けることは幸せ。世の中「そんなことは当たり前」という風潮で回っているのですが、はたしてだれもがそうなのでしょうか

私、だっこは、計画妊娠の末、昨年の秋に長女トコちゃんを出産しました。結婚2年目、夫婦とも望んでの妊娠。けれど、それがわかった時に私は手放しで「やったぜバンザーイ」という気分にはなれませんでした。

妊娠5ヶ月ごろ、両家に懐妊を伝えると、そんな私の様子を察した実母から痛烈な批判が。

「妊娠したら普通はお腹にいる時から赤ちゃんを可愛がる」

「生まれたら育児放棄するんじゃない?」

そんな母の言葉に傷つけられ、一度は考えた里帰り出産を白紙にして、それ以降は産まれるまで実家とコンタクトを控えました。

実を言うと、私を苦しめたのは母の言葉が「半分事実」だったから。ふと見回せば、周りの人の妊娠中の姿は幸せでキラキラ輝いていて、まだお腹の中にいる我が子と会える日を待ち焦がれていました。私がお腹の赤ちゃんに、そこまでの感情を持っていたかというと・・・。

「もしかして、私は普通じゃないのかも

実母に嫌味を言われて以来、思い当たるモヤモヤした気持ちは次第に私の中で膨らんでいき、夫・テムさんにも相談できないまま、インターネットで探した言葉は『親になる 自信がない』でした。

「親になる自信がない」妊娠中にネット検索。助産師面談で要注意マーク。

妊娠当時、私の周囲には独身の友人や不妊治療中の夫婦が多く、現実世界では身近な人に相談しづらい状況。「親になる自信が持てない」。そんな自分の気持ちに気が付いてもやもやしていた私は、インターネットの掲示板で自分と似た状況の人を探すことに没頭しました。

批判も覚悟していた私に、ネットのプレママやすでに子育てを経験しているママたちがかけてくれたのは意外にも優しい言葉。

『大丈夫。私も同じだったよ!生まれた瞬間可愛くて仕方がなくなるよ!』

『産後体調が戻ったら、赤ちゃんの可愛さが沁みてきます!』

でも、無事に出産を終えたあとでも、「我が子が可愛くて仕方がない」という気持ちはなかなか湧いて来ず・・・。私の頭は相変わらず、これから始まる子育てへの責任感と不安でいっぱいでした。

里帰りせずに出産。生まれたばかりの娘の手。
生まれたばかりの娘の手。

退院前の助産師面談は、育児の不安や退院後のママの環境についてのヒアリングとアドバイスの時間。私は、担当助産師さんに素直な気持ちを打ち明けることに。

「赤ちゃんが可愛いという気持ちより、これからの不安の方がまだ大きいんです・・・」

助産師さんは優しく頷き聞いてくれましたが、その後任意の1ヶ月教室、2ヶ月教室での外来と、その際のカウンセリングルームの予約を強く勧められました。

カウンセリングの予約を取りながら私は、「ああ、“マーク”されてしまったな」「やっぱり普通じゃないのかも・・・」と、またひとりで落ち込んで行ったのでした。

赤ちゃんの成長と一緒に、ゆっくり育っていった親心。

今、産前産後の私と同じように悩んでいる方に、上っ面の言葉で励ますつもりはありません。実際私も、「赤ちゃんが愛しい」という気持ちになれるまで、とても時間がかかりました。

とはいえ、赤ちゃんを「大切じゃない」と思っていた訳ではなかったと思います。

泣き疲れて眠る娘。
泣き疲れてベビーベッドに持たれて寝る娘。

初めての育児にいっぱいいっぱいになりながら昼も夜もなくお世話を続け、家の中のあらゆる危険を排除し、母乳のための体調管理も怠らず・・・。

そんなことに必死になっているうち、娘は笑顔を見せるようになり、声をあげて笑うようになり、機嫌がいいとおしゃべりになり、動き回って欲しいものを主張したり、抱っこをせがんで泣くようになりました。

生まれたことにも気づいていないようなふにゃふにゃした不思議な生き物だったはずなのに、もう人間になっている!!

ふと気づけば、お世話に必死で娘の成長をスルーしていたのは私だけ。両家の親も、親戚も、娘の小さな成長の一つ一つを、気が狂わんばかりに喜んでいました。

そのことに気づいた瞬間、私のような母のもとで元気に成長してくれた娘に対し、やっと「可愛くて仕方ない!」という気持ちを感じることができるようになりました。

私が抱えた『親になる資格』の正体と、それを突破した自己肯定感。

私の経験上、生まれる前から子育てに不安を抱いているママは、自分の中の『親になる資格』のハードルがものすごく高い人。もちろん、私自身もそうでした。

世の中には様々な環境で育ってきた人がいて、それが要因で「自分には親になる資格がない」と思い込んでしまう人がいると思います。実際に私自身、軽い毒親のもとで育ったことが原因で「実親といい関係が作れない私は子供といい関係を作れない。親になる資格がないのかも」という不安を抱えていました。

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しかし『親になる資格』なんてものは所詮、「こうでなければいけないはずだった」という幻の理想。実際に子育てをしてみて、私はその考えの間違いに気がつきました。

それは、「赤ちゃん産んだだけで私はスゴイ!!」ということ。

娘と遊ぶ夫。
娘と高い高いで遊ぶ夫。

私がどんな親であれ、生まれた娘はちゃんと育っていって、多くの人に愛されている。そして、ただそれだけのことで、私は自分が褒められているように誇らしくて嬉しい!それは、私が自分の力で得た人間関係や仕事での成果とは全く違う種類の自己肯定感でした。

次第に『親になる資格』の幻想は消え、子育てにも以前より楽に向き合えるように。もちろん、娘の成長によって大変さが減った部分、増えた部分もありますが、大概のことは夫のフォローと睡眠が解決してくれます(笑)。

「親になるのが怖い」もう一人の私へ向けたメッセージ。

これを読んでいるのは、私と同じような不安を抱えている妊婦さんやお母さんかもしれません。妊娠を喜べない私、赤ちゃんを可愛いと思えない私は、親になる資格がないのかも。と一人で抱え込み、毎日のようにニュースになる虐待事件を人ごとじゃない気持ちで見ているもう一人の私。

そんな方に私がかけたい言葉は、「焦らないで大丈夫」ということ。『親になる資格』のハードルが高い分、責任感も強いあなたは、今はまだ楽しんだり喜んだりする余裕がないのだと思います。また、人に頼るのも苦手で、完璧主義だから、うまく動けない自分にイライラして余計に不安になることもあるかもしれません。

それでも大丈夫。

あなたは一生懸命で、赤ちゃんが可愛いと最初に気づくのは別の人かもしれません。もし遅れをとったとしても、誰かがあなたの赤ちゃんを大切にしてくれる姿を見て、「私はすごいことをしたんだ!」と気付いてあげてください。

真面目にお世話をしてきたあなたは、きっとそのときから赤ちゃんがものすごく可愛くなります。

猫を認識しだした娘。猫にちょっかいを出して怒られています。
猫を認識しだした娘。猫にちょっかいを出して怒られています。

私は思うのです。

「女性は妊娠中から赤ちゃんが可愛くて愛おしくて当たり前」なんてのは真っ赤な嘘。

赤ちゃんと一緒に成長していくことで、たった一つの絆が少しづつ生まれて大切に思い始めることだってあるんです。だって、パパだってそうなのに、ママはそうじゃないなんて、変じゃないですか?

パパもママもみんな、毎日のお世話を必死でこなし、赤ちゃんの成長を見守り、ゆっくりと赤ちゃんの関係が始まることで親になっていくのだと私は思います。そして、それは自分と自分の親とは全く別の新しい関係。ゆっくりと楽しみながら育んでいってくださいね!

この記事を読んでくださった「親になるのが怖い」すべての方に、幸せな子育てが待っていますように心から祈っています!

この記事を書いた人
だっこ

趣味は料理。調味料。クラフトビール。特技は整理整頓。
食生活アドバイザー・フードアナリスト・食農検定2級取得など、
食に関する勉強が好き。夫テムさんの助けを借り、ブロガーに挑戦。
Twitterでもつぶやいてます。

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